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黒子のバスケ*Short Stories2

第4章 一枚上手*赤司*


少し唇を尖らせるがあどけなくて、ついつい口元を綻ばせてしまった。

「へぇ…。じゃあどんなところが変わったんだ?」

「えっ…と。ほら、最近本も読むようになったし、将棋も出来るようになった!」

それは僕の影響だろ?

「それから?」

「うー…ちょっとお化粧も覚えた!…大人っぽくなったかな、と思う。」

それは外見の問題だろ?

「うん。それで?」

「あと…一人で色んなところに出掛けられるようになった!」

「今日は僕とここに来たのに?」

彼女が挙げる変化があまりに却下せざるを得ないものばかりだったので、ついつい深く追求してしまった。

「……征ちゃんは変わったよね。」
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