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ノーゲームノーライフ

第4章 『 』との出合い


(上から人‼何で‼ っ‼それよりもこのまま地面に激突したら確実に死ぬ!助けなきゃ‼)
俺は手を合わせ地面につけた。
するとが盛り上がり、緩い滑り台の様なものを作り上げた。
(何とか間に合った‼)
落ちてきた人達は何とか地面に激突しなくて済んだが意識を失っていた。
俺は落ちてきた人達の側で起きるまで待つことにしたが少しして眠気が襲ってきて寝てしまった。




空&白side
「う……う~ん。」
土の感触、草の香り、俺は地面に倒れていた。

呻きながら俺は起き上がる。
「なんだったんだ?あれ。」
(夢か?)
そう思ったが口にはしないでおいた。
「うぅ、変な夢」
俺の発言から少し遅れて目を覚ました妹がうめく。
(嗚呼、妹よ、夢じゃなかったフラグを立てたくなかったから口にしなかったのにわざわざフラグをてないでくれ。)
そう思いながら立ち上がるがどのように気付かないフリをしても足場は土。
見慣れない高い空、そして、
「うをぉぉぉぉぉ」
自分が崖っぷちに立っていることに気づいて、急いで後ずさる。
崖から一望出来る景色を見渡す。
「なぁ、妹よ」
光のなくなった目でその光景を眺めながら兄妹は言う。
「人生なんて、無理ゲーだとかマゾゲーだとか幾度となく思ったが」
「……うん……」
二人は声をハモらせて言う。
「「ついにバグった。……もう、なにこれ、超クソゲー」」
二人はそう言うとその場にフニャリとへたりこむ。

sideend




主人公side
俺はいつの間にか寝てしまっていたらしい。
声が聞こえて来た方を見ると先程まで気を失っていた二人が目を覚ましていた。
俺は声をかけるべく近付く。
「君達大丈夫?空から降ってきたけど。」
俺がそう訪ねるとハイライトの消えた目で此方を見てくる二人。
俺は思わず後ずさる。
しかし俺を確認すると二人は顔を青くさせ
「すいません、すいません、すいません、生まれてきてすいません、お金は持ってないんですほんとにすいません。」
「…にぃ……、怖いよ……。」
といい、二人抱き合って物凄く震えていた。
俺はそんな二人にどうやって接すればいいのかわからずにその場に立ち竦んだ。
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