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ノーゲームノーライフ

第4章 『 』との出合い


「へぇー、一杯やってる人いるなー。」
パソコンの画面を見ながらスクロールし一通り見た後、俺はパソコンの電源を落としてベッドに入った。
(明日はあのゲームをやってみよう。)
そんなことを考えつつ眠りについた。



朝になり俺は公園に遊びに行ってくるといい外に出た。
外に出た理由はマラソンをして体力をつけるためである。
俺は訳あって学校には行っていない。
小学校に入学して少しした頃俺はクラスのガキ大将的な奴に目をつけられ色々な嫌がらせを受けた。
例えば上履きの中に画鋲を入れられていたり、
机の中にカッターの刃を入れられていたり、
学校の帰りに車道に突き飛ばされたりなどだ。
それを学校側が知り、親に連絡。
学校には行かずに家で勉強するということになったため学校には行っていないのだ。


走っていたらいつの間にか遠い所まで来ていた。
俺は踵返しをして行きと同じく走って帰った。


家に着くと部屋に戻りパソコンを開きゲームを始めた。


ゲームを一段落させ時間を見るとすでに日が暮れていた。
俺は急いで電源を着るとリビングに向かった。
そしてお父さんが帰ってきてから家族でご飯を食べて他愛のない話をして笑い合った。
自分の部屋に戻ると親にプレゼントして貰ったゲームをやり始める。
そんな幸せな日々が続いていた。







俺の18回目の誕生日に、俺にとって衝撃の事件が起こった。
両親が旅行に行き、その行き先で無差殺人犯に殺された。
なんでも、殺人犯が子供を殺そうとしたとき両親が子供を庇い殺されたらしい。
その事を警察から聞いたときは受け入れられず大声を出して警察を追い出した。
俺はどうしても信じられず部屋のベッドに潜り込んだ。
そのまま寝てしまったらしく、時計は夜中の3時をさしていた。
ゆっくりした動きで起き上がり、テレビを点けた。
テレビではニュースがやっていて殺人があったことが取り上げられていた。
そのニュースの被害者の中に両親の名前が出され、隣には〈死亡〉と出ていた。
俺は泣き崩れた。
ずっと泣き続けていた。
そんな中パソコンからメールの届く音がした。
俺はそのメールを開かないといけないような気がしてフラフラと足取りでパソコンの元に行きメールを開いた。
そのメールは両親からのビデオレターだった。
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