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ノーゲームノーライフ

第4章 『 』との出合い


空と白を起こし、城へ向かう。
城へ着き見上げながら俺は思った。
(ここ、大総統府ににてるな。今は
懐かしいけどあの世界に居たときは視線がずっとしてて警戒解けなかったから嫌いだったんだよな~。)


そんなことを考えているとステフ達が中に入っていってしまい俺は慌てて追いかける。


そして綺麗な広い部屋にたどり着き、中に入る。
その部屋は隅々まで掃除されていることが分かるくらいきれいにしてあった。
「ここは前国王が、お祖父様が生きているときに使っていた部屋ですわ」
なるほど、道理で綺麗にされているわけだ。
「所で氷麗、昨日の勝負の時のあれは何だったのですか?」
俺はあれ?と思ったがすぐに錬金術のことだろうと思い説明をした。


するとステフは納得したようで「なるほど、ですからあのようなことが…」とぶつぶつと呟いている。
すると空がそういえば、と切り出してきた。
「錬金術は錬成陣を書かないと使えないんだろ?
じゃあ何で氷麗は錬成陣なしで使えたんだ?」
(覚えてたかー。あんまり触れてもらいたく無いけど、これからも信用してもらうには話すしかないかなぁ。)
「それは俺が最大の禁忌、人体錬成をしたからかな。二つ目の世界でも。前の世界でも」
そこまで話すとメイドと思われる人がお茶を持ってきてくれていお茶を一口飲む。
うまい。


「まぁ、二つ目の世界では左手を持っていかれたけど成功、前の世界では失敗しだけど真理の扉、神様みたいなやつに『俺を楽しませろ』とか言われてこの世界に飛ばされた。って感じかな」

そういえば静まり返る。
(そりゃあ信用できないか。禁忌と言われていることを1度ならず2度もやってるんだ。
危ないやつのレッテル貼られたかな。)
「……氷麗、は…誰、を生き返らせよう、とした…の?」

白が聞いてきて空が慌てていた。
「妹よ、人には言えないこともあるんだよ。俺達だって、な。」
「……だけ、ど……きに、なる」
「まぁ、気になるのは仕方ないよね。それが人間だから。
成功したのは仲のよかった同じ錬金術師で戦闘中に死んじゃったんだ、でも近くに俺がいてすぐに人体錬成をして生き返った。
失敗したのは前の世界で俺を育ててくれた両親で、旅行先で無差別殺人犯から小さい子供をかばって死んだ。
俺は家にいて、ビデをレターが届いてね」
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