第4章 『 』との出合い
「まぁ、別に見られちゃまずいって訳じゃないからいいんだが、あんなとこてコソコソされてたら警戒するだろ?それに貴方何て堅っ苦しいからこれからは氷麗って読んでくれると助かる。」
するとステファニーは顔をあげ、微笑見ながら
「分かりましたわ。では私のことも気軽にステフ、とでも読んでくださいませ。
それと先ほどは盗み見るような真似をしてしまい申し訳ありませんわ。
でも、このような場所で氷麗は何をなさってたのですか?」
と謝りながらも訪ねてきた。
「わかった。よろしく、ステフ。
でここで何をやってたかと言うと習慣になってるシャドー組み手、目の前に相手がいるのを想定してどう対処して、どう攻めるか。って言うのをやってたんだよ」
俺の言葉にステフは、?を浮かべる。
「習慣、ですの?ここでは盟約で殺傷与奪はできないのに、ですか?」
と言いう。
確かにこの世界では盟約で殺傷与奪から全てをゲームで決めると言ってもいい。
だからシャドー組み手をする必要が無いのだ。
いきなり襲われ、殺されることは無いのだから。
「でもやっといて損はないと思うよ?
身体も鍛えられれば万が一襲われても、対処出来るから」
そう答えると俺は時間を見る。
「そろそろ空達も起きる頃かな?ステフも来る?」
「はい!一緒にいきますわ‼」
そう言うと俺とステフは空達がまだ寝ているであろう部屋に向かった。