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ノーゲームノーライフ

第4章 『 』との出合い


「しーっ、寝ている子がいるから静かにして。」
というとステファニー・ドーラはコクコクと頷き、
手を離すと「申し訳ありませんわ。」と言い静かになった。
「まぁ、分かれば良いんだよ。やっぱり負けたんだ?」
俺が言うとステファニーは涙を流しながら言ってきた
「ええ、負けてしまいましたわ‼そのおかげで私は家も、何もかもを失いました‼」
そう言うとその場にヘタリ込んでしまった。

「君が負けたから八つ当たりに来たってこと?
なら、1つ言わせてもらうけどあの敗けは君のせいなんだけどね。」
俺がそう話すとステファニーは「どうゆうことですの?」と此方を睨んできた。


「分からないの?負けた原因は君が守りに入っていったから。リスクを避け、安全に勝とうとするあまりに相手に気を配れない。
それに加えて単純、沸点が低い、保守的、ハッキリ言って論外だよ。やっぱり旧国王の血筋なだけあるね。負け込むのま当たり前か。そう思わない?」


俺が空に訪ねると、空も俺と同じでそう思っていたらしく
「あぁ、あの程度のイカサマも見破れないんじゃたかが知れてるな。」
と言う。
すると白がいつの間に起きていたのか会話に混ざってきた。
「……まけて、……くやしい…から…八つ当たりに、……きた?」
俺達に言いたい放題言われて頭にきたのか怒り出す。
「っ‼……えぇ、、えぇ‼そうですわよ!悔しくて悔しくて、全てを失った悲しみが貴方たちにお分かりになりますか‼
それと、貴方!私のことはバカにしても我慢しますが、祖父様の悪口は我慢できませんわ‼取り消してくださいませ!」


そう言われて俺はステファニーに言い放った。
「俺達は、前国王がどの様な人物でどの様な考えで、何をやろうとしていたのかが分からない。だから取り消すことは出来ない。だが、あんたがあんたのじいさんを尊敬しているのはわかった。だから俺とゲームをしよう。」
俺がそう言うとステファニーは驚く。

「……え?あの、はい?」
ステファニーはポカンとしているが、俺は続ける。
「俺とゲームであんたが勝ったら前国王が愚王だといったことを取り消して詫びよう。それと何でもいうことを聞こう。
だけど俺が勝ったらお願い事を聞いてもらいたい。お前にとっても言い話だろう?」
そう言った後に俺はここにも長くはいられないだろうなー、と呟く。
「分かりましたわ、その勝負受けてたちますわ‼」
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