第8章 空白の時間
『い、けない…?』
「うん、気持ちよくはさせてあげないから」
『気持ちよくって……ッぁ……ま、たぁっ…』
また指がゆっくりと動かされ始める。
腰を動かしても指を離してはくれなくて、強い刺激に耐えられなくなって膝立ちになる。
しかし、それがまずかった。
『ひっ、ぁ……〜〜〜ッ、はぁあッ…』
トウェインさんの指が突起に当たって、背筋を伝って刺激が身体中を駆け巡る。
思わず背中を思いっきり反らせてしまうと、そのままトウェインさんは特別敏感な突起を下着の上から擦り始める。
『やぁっ……もうダメッ、きちゃうの!!やああ…ッッ!!!』
凄まじいあの感覚が来る…そう思って叫んだ途端に、またトウェインさんの指が離れて、膝立ちになった脚がガクンッと震える。
『な、んでっ!?もうちょっとで……っ、なんでやめちゃうの…?』
ガクガクと震えながら、恐ろしい想像を振り払うように答えを求める。
「だから、イかせてあげないんだってば。……ほら、次」
『ぇ、っ、次って……ッ!?…ひぁっ、あああッ……!!』
今度は先程擦り続けていた突起を柔らかく指で挟んで、やわやわと刺激し始める。
『いあ、ッ…んっ!!や、ッ、それっ……あっ…ああっ…』
そしてまた何かが登りつめてきた時。
ピタリと手が動きを止めて、すぐにそこから離れていく。
『!!?やだっ、やだあああッ!!』
どうしようもなく切なくなるそこが刺激を求めて、もう理性なんてものもなくなったように、気持ちよくしてと叫ばせる。
「うわッ、すっごい溢れてきた…」
『ぁあっ…ンンッ……』
太股を伝うほどの蜜をそこを撫で上げて掬い、それを下着の上から付けてまた突起以外のところを擦るトウェインさん。
「もどかしいでしょ、でもごめんね、気持ちよくはさせてあげられないから…」
『んっ、あ…ッ、あ、ッ!!あああっ!!!いやあああっ!!!』
泣き叫ぶように快感を求めるのに、気持ちよくなりきれない。
その一歩手前まで私を導いていくくせに……イかせて、もらえない。
『もうやだこれぇ!!お願いっ、もっと頂戴…ッ、いかせて……ッああっ…』
そしてまたすぐに突起を弄られて、すぐに達しそうになる。
しかしそれもまた、すぐにトウェインさんの手が止められてしまって…
『〜〜〜ッ!!!っやあああッ…ああっ、!!』