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第6章 あたたかい場所


「…俺の声がそんなに好きか」

『す、きッ…』

中也さんがまた下着越しに割れ目に指を沈め、昨日の夜からずっとずっと切なかったそこを刺激する。

「夜一緒に寝てて思い出して、こんなになっちまうくれえに、俺の指が…手が、好きなのか」

『ん、ッうあ、ッ…す、きッ!』

恥ずかしい。
中也さんにこうされるのが好き。
中也さんに触れられるのが好き。

いつもも好き、こうされてるのも好き、全部全部大好き。

羞恥の心は勿論あるけど、中也さんに好きなのかって聞かれれば、好きだって言わざるを得ないのが私。

中也さんが大好き。

「…流石に今日の夜まで寝れなくなっちまうといけねえから、今日はあと一回だけイかせてやるよ。またここが辛くなったらちゃんと言え、そん時はもっといっぱい____」

『!……は、いッ…』

意味は全然違うのかもしれないけれど、初めて中也さんの口から放たれたその言葉にこれ以上になく嬉しくなって、目に涙をためて笑顔で返した。

それを合図に中也さんは私に深い深いキスをして下の突起を柔らかくいじり、前々から言われていたとおり、ほぼキスだけで気持ち良くさせられて…その気持ちよさに、また意識を沈めていった。

ずっと、中也さんから言われた事だけが頭に響いている。

大好きな人にそう言われて、嬉しく思わない女の子がいるだろうか?
ちょっと形は違っていても、そんなことを言われたら、泣いちゃうくらいに嬉しくなるんだよ。

聴覚だけがその機能を最後まで残していて、また中也さんから同じ事を囁かれた気がして、嬉しさと気持ちよさでいっぱいになったまま眠りについた。

ああ、たった一言でこんなに幸せになれてしまうだなんて、なんてすごいんだろう中也さんは。





宣言通りに一度だけ蝶の奴をイかせてやれば、下着越しに陰核を刺激していたとはいえ、本当にキスだけで気絶してしまった。

勿論寝れてなくて疲れきっていたというのもあるのだろうが、まさか感度が高くなりすぎた蝶に、以前自分が言っていたような事態が本当に起こってしまうとは思ってもみなかったのだ。

スゥ、と瞼を閉じて意識を手放したのを確認して、少女を撫でながらもう一度、軽くキスをする。

穏やかそうな顔を見る限り、寒気はもう無いのだろうか。

「…………愛してる」

もっといっぱい、愛してやるよ。

____愛しい愛しい、俺の蝶
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