第28章 少女のいる世界
中也は私の体を抱きしめたままだし、後ろから抱き寄せられているから角度的にも弱いところが当たってるし。
意識すればするほどにナカがきゅんきゅんして、中也のそれが存在感を増していく。
中也が起きる前に抜かなきゃ…なのだけれども。
『ン…、っは…、ぁ…』
自分でゆっくりと抜いていくのに、足腰にうまく力が入れられない。
変に抜こうとすると余計に感じてしまって、腰が揺れる。
『ひ、っグ…♡…ぁ、あ…♡』
抜けるか抜けないか、後ちょっとのところ。
お尻の割れ目にそれを押し付けられるような形で抜いていっていたのに。
やっとのところで、彼は私を…私の下腹部に当てていた手に力を入れて、簡単に抱き寄せてしまったのだ。
『ひぁ、あああああッッッ!!!!!、!!!?♡♡』
一人で、イっちゃった。
奧、突かれただけで…一回無理矢理擦られただけで、こんな…?
「…ん、可愛い子が起きちまった」
『!!!!、ちゅ、う…ッ、起き…!!?』
「どこぞの誰かさんのせいでこちとら萎えられなかったんだからな…」
『ま、っ…動いちゃ、ら…ッあああぁぁぁああ…!!!!♡♡♡』
奥の奥まで咥えさせられて、ナカに熱い熱いそれが吐き出されてる。
量、いつもの比じゃないくらいに多い…なにこれ、なんでこの人、今日こんなに達して…っ
『っあああ゛…ッ♡♡…、あ、ぁ…♡』
「ちゃんと…飲んだ、?」
『の、んだぁ…!!!♡飲めた、…っから!!!っあ…ッ…も、う抜い……っあッ!!!?♡♡な、んれ動い…っああああ!!!!!?♡♡』
「必死になってんのが可愛くてつい…ッ、ハ…、ごっそーさん」
ゆっくりと引き抜かれ、注ぎ込まれたのとその後に何度か軽くイかされた余韻に浸っていると、後ろを向かされて軽く啄むようなキスを何度か落とされる。
『ん…、んんぅ……っ♡』
「……おはよ、蝶。…寂しくなかった?」
『ぁ…、な、か……熱…ぃ…』
「おなかいっぱい?」
『……、で、ちゃうぅ…♡』
「飲みきれなかった?…まあ、我ながら出しすぎた自覚はあるから許すわ……朝ご飯、何がいい?」
『…ちゅうやさ「俺以外」……オムレツ』
言うと思った、なんて笑われるけれど、それでも好物なのだから仕方がない。
「卵以外は?」
『ベーコン』
「それもほぼ変わらねぇじゃねえか、ったく…よく食うようになったなぁ」