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第20章 家族というもの


「まだ緊張してるのか?昨日はもっと凄いこといっぱいシたのによ」

『…中也さん、にされるから……緊張くらい、しま…す』

「ふぅん……けど初期の頃に比べると、えらく素直に触れさせてくれるようにはなってきたよなお前」

『そ、れは中也さんのせいで…っ、ん……ぁ…♡』

ベッドの上で衣服を緩められ、解放された胸を手でフニフニとやわく揉むように撫でられる。

それに肩に力が入るとそっちを舌で舐められて力が抜け、しかしそれと同時にまた敏感になって力が入って。
ビクンビクンと波が止まない。

「可愛い…」

『ひッ…!!♡…ぁ…っ、ああぁ…ッ♡』

「可愛いって言われっとどうしようもなくまた可愛くなっちまうんだよなぁ…そんな顔してもダメだって昨日教えたろ」

『ら、って…♡らめ…ッ、や…ぁっ……!!!♡♡』

指で両胸の頂をツン、と押されれば、それにまた声にならない声をあげる。

『ふ…っ、………は…ッぁ………も、いいからぁ…っ♡…下、指っ…いれてぇ…ッ?へ、んになるッ…』

「…俺今日、一応結構妬かされたんだぜ?そこんとこちゃんと分かってんのお前?……まあ仕方ねえが、俺狂ってるくらいにお前の事しか頭にねえからよ…いじめ抜いてやりてぇなぁ……?」

『!!!…ち、よは…ぁ…っ、……中也さんしかぁ…ッ』

「……んじゃ、あと五回イッても意識があったら指入れてやるよ」

言われた瞬間に血の気が引いた。
今この人なんて言った?

五回って…それも、ナカ以外で、五回も?

『…も、う何回かイって…』

「今から五回…簡単だろ?お前、感度いいんだから……泣いてんのもそそる…まあ何、指を使わねえだけだ。ちゃんと気持ちよくしてやるよ」

何かのスイッチを入れてしまった。
何回か見たことある……知ってる。

中也はそういう人だから。

本当の本当に、私をめちゃくちゃにしてしまいたがる人だから。

そして私がそれに気持ちよくなってしまうのをちゃんと分かってる人だから。

『ん…ッ、ん……♡…………っ!!?』

優しい口付け。
しかし下で、中也が私の下着を脱がしたかと思いきや、まだまだ経験の浅い後ろの穴に何かを塗りつけられる。

冷たい、トロトロした液…

それを塗られれば今度は硬い、少し細での長い物をそこにあてがった。

“玩具”というものだ…私のこと見て愉しむつもりだ、この人。
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