第15章 大切な人
『~~っ!!?は…ぁ…ぅあん…っっ!!!』
「…よし、いい子だ…抵抗しないな」
『ひゃあッん…んんんッ!!!』
チュウ、と首元に吸いつかれてそれにさらに大きくビクリと肩を跳ねさせた。
それを見てから、お兄様は自身の上で知らない感覚に身体を悶えさせられる私の身体を片手で触り始める。
背中やお尻、それから項を撫でられた時に大きく痙攣するのを確認し、それから何かをポケットから取り出すような音がする。
『ぁ……ッ?』
「いい子だからな、逆らって外そうとなんかするんじゃないぞ」
『へ……ぁ、あの…___!!!?ひぁ、ああッッ!!?ああ…あ、ンンンンッ!!!!』
今だからこそ分かる…否、考えないようにしてただけで、実際は同じ行為だったのだろう。
敏感なそこの突起に何かを当てられて、凄まじい振動をそこに与えられ、悶絶した。
「子供でも効果はあるんだな?…お、濡れてる……もう濡らしてるのか?才能あるなあお前……♪」
『さ、いの……ッ!?ぁああんッ…ん、んっっ!!!』
頭が真っ白になる感覚と一緒に、あそこから何かを漏らしてしまったような気がした。
「ローターはお気に召したみたいだな…にしてもお漏らしかァ?俺の上で?」
『!!ごめ……ッきゃぅン…っっ!!!?ンンン…んんッ!!!!』
怒るのにそれを止めてくれないせいでか、私のそれも止まらない。
『あぁぁあああぅ…ッ、ぅあ…ああ……~~~~っっ』
止まらない痙攣と刺激に堪らなく悲鳴のような声を上げて、気が狂ったように声をあげる。
するとそんな中なのにも関わらずにお兄様は言う。
「…好きだろう?これ」
『!!す、きですぅ……ッ』
「なら、お兄様にもっと続けてくれってお願いしないとねえ?」
『え……や、もうこ、なの無…っああああッッ!!!?や、やらっ、もうらめぇえええ!!!!!』
____『結局目的も何にも分かんなくって、あの人が来たらそういう行為をさせられて、“そういう感覚”に敏感になるように作られた。男の人にどうすればいいのかだけを教え込まれて、あとは変な機械で色々………今になって考えてみれば、やっと何をされてたのか分かった。…でもそこまでしてても、キスはされた事が一度も無かった』
「!……そんだけしてて…しかもまだ五歳程度の女の餓鬼にだろ!?」
『…結局そういうこと。幻滅した?』