第14章 わからない人
「にしても指一本でこれか…少しキツいかもしれねえけどもう一本入れんぞ」
『!!…ま、待って!!今イッて…ッッ!!!』
「!…力抜け、痛くなんぞッ」
『ぁ、あ…ッ…だ、だめって…言った、のに……ぃッ』
二本でされんのに弱いのか、完全に顔が女のそれになってやがる。
さっき二回イッたせいもあるのかもしれねえが、それにしてもなんつう顔してくれんだ、こいつ。
それに俺の指にすげえ力で吸い付いてくるし、中は既にヒクヒク疼いていて俺の指を離そうとしねえ。
前戯の段階でここまでなる事ってあんのかよ普通…それにしては感じ過ぎにも程があんだろ。
「…どこ擦られんのが好き?」
『ど、こって…か、かき回しちゃ……っあ……ッ…♡』
蝶の声が一層甘くなり、中がキュウッとしまる場所。
そこに指を当て、グ、と押しながら重点的にそこを攻める。
『はぁ…あ…っ、そ、こ…ッ』
「ここが好きか?……じゃ、こっちは」
『あ…ッッ!!!?』
ビクンッ、と大きく跳ねた身体。
少し奥に進んだところをピンポイントに押し上げてみれば、予想以上に反応した蝶。
弱いところはとことん弱ぇのな、こいつ。
「へぇ、こっちまで触られたことあるんだお前?」
『だ、って…ち、中也さんが……ぁ…ッ♡だ、だめッ、そこもだめぇ…っ♡』
「気持ち良さそうにしてるくせして何がダメなんだよ…もう一本入れんぞ」
『へぁ!?もう一本って…ッッ!!!』
こんなところで俺の名前を出す奴があるか、くそ。
あまりにも可愛らしい少女の言葉に思わず加虐心のようなものを揺さぶられる。
もう一本指を中に入れてやると、再び中が急激に締めつけられる。
『ぁ…ッ、は、入…った……っ?』
「!…お前、もしかして初めてか……?」
『!?し、した事ないって言ったじゃな…ッふぁ…っ、ああッ!!?だ、それッ!?だめ、だめ!!!』
いや、確かにそうだったが。
まさか今まで生きてきた中で…そんな何百年もあった中でただの一度も経験がねえとは思わねえだろ、こんな女に。
奥を一本、手前を二本で攻めてやり始めると、蝶には喋る余裕も無くなってきたのか喘ぎ声しか響かなくなってきた。
相当感じているのか、膝や腰までガクガク震わせて、涙ぐみながら感じてる。
『あ、ッ…だめッ!!こ、れ……っ、きちゃう…きちゃ……____っ!!!!』
