第14章 わからない人

ｸﾀ、と脱力しながらも蜜を大量に溢れさせつつひくつかせるそこ。
まだ達した余韻が残っているのだろう…が、こちとらそろそろ限界だ。

してくれと懇願されて、その上相手は処女だときた。

それも相手はこの少女だ…行為そのものが許されている今、耐えられるわけがない。

『は……ぁ…ひゃぅん…ｯ♡』

指を引き抜いただけでも感じる蝶。
準備はそろそろ良いだろう、かなりほぐしはしたし、後は本番でなんとか痛くならなければいいのだが。

衣服を緩め、既に拡張している自身のそれを外気にさらす。

するとそれに気が付いたのか、蝶が俺の方を見て、一瞬にして目を逸らした。

「…何だよ」

『い、いや…なんでも……ｯ』

「……実際見んのは初めてか？恥ずかしかったら目ぇ瞑ってろ」

『………一回だけ、ある…から』

蝶の声にﾋﾟｸ､と反応して少女の顔を見る。
した事はねえのに、あんのかよ…本当、どんな変な関係だったんだ俺達。

「そうか…本番いこうと思うんだが、何かご要望は？出来るだけ痛くならねえようにはしようと思ってるが……ｯ？」

遠慮がちに腕に触れる蝶の小さな手。
怖いのか達した後だからなのか震えてはいるが、それでも必死そうに俺の腕に触れている。

『…ｷﾞｭｯていててほしい……のと…』

「……それと？」

言われた通りに軽く抱きしめ、蝶の腕を俺の背に回させる。
すると蝶は目を丸くして俺の方を見るのだが、それからすぐにまた逸らしてしまった。

『そ、れと……で、出来たら……………や、やっぱりなんでも…』

「何でもねえ奴の反応かよそれが……二択じゃねえの、お前なら？頭撫でてほしいかキスしてほし『な、なんで分かるの！！？』いや、分かりやすすぎんだろお前」

で、どうなんだよと少し意地悪に聞いてみせると、蝶はまた恥ずかしそうな顔をしてから、俺に回した腕に少しだけ力を入れて、強請るように口にした。

『…両方……ｯ、どっちも…好き……』

「……本当可愛い…了解しましたよ、お嬢さん。…痛かったら爪立ててもいいから、ちゃんとしがみついとけよ」

『！…………ん…ｯ、！…あ…っ、な、なんか…』

「初めてだったな…最初違和感しかねえかもしれねえけど、気持ち良くさせてやるよ」

蝶のそこにそれをあてがうと、また蝶のそこが蜜を溢れさせる。
まだ未発達であろうそこに入れるべく、腰を少し進めた。