第8章 07
ディ「大丈夫だ、動かなきゃ問題ねえ…グッ」
どうにかディーノとロマーリオと合流し、綱吉の家までたどり着いた一行はビアンキと名乗る居候の女に二階の綱吉の部屋まで案内された
『問題だらけだよなぁ、旦那?』
ロマ「そうだな、嬢ちゃん」
ディーノの怪我を見たビアンキは少し眉をひそめたが、何かを察した様に下へ降りる
『仕方ねーなぁ
旦那、悪ィがコイツの上脱がすの手伝ってやってくんない?』
痛々しく傷口を抑えるディーノをみたさんはロマーリオへ指示を飛ばす
ロマ「へーへーとりあえず傷口診なくちゃな、大人しくしてくれよボス」
慣れた手つきのロマーリオ
ディーノは反抗する気力もないのかすぐに傷口が露わになった
『ったく、だっせぇ…で、だ…今からコイツ抜いてやるから、タオルを数枚調達してきてくれるか?その間に準備しとく』
さんは髪を後ろへ縛りあげ、傷口に優しく触れるだけの軽い触診をしながらロマーリオへ指示を出した
ビア「タオルならコレを使いなさい。ったく、リボーンの部屋を汚すんじゃないわよ跳ね馬。」
ロマーリオが部屋を出る前に、先程その場を去ったビアンキが綺麗なタオルと洗面器や消毒液、それに悪態を添えて部屋へ入ってきた
『おんやまぁ、美人な上に気の利く姉ちゃんだこと。将来いい嫁さんになるぞぉ〜』
ビアンキの周到さにさんは少し驚きつつもペースは崩さず準備にかかる
ビア「あら、貴方なかなか見る目あるじゃない。私がリボーンの未来のお嫁さんだなんて…」
『まぁ、そこまで言ってねぇんですけどねー』