第8章 07
『本当にマゾじゃねぇの?ディーノ?クスッ』
引き抜かれた痛みで飛びそうになる意識を、寸前のところでなんとか保つ
ソレを小馬鹿にするかの様に肩に顔を埋めたままのさんは笑った
ディ「……フッ…フゥ…///(いやいや、勃たないように努めた俺を褒めてくれ)」
脈打つ痛みに耐える様に肩で息をしつつ、自分の息子が本能に身を任せていないかを真っ先に心配する辺り さんのテクニックにやられてしまったのであろう
『よし、とりあえず抜けたはいいけどこの後が痛いからな!暴れんなよ?』
ナイフが蓋の代わりをしていた様に溢れ出る出血を止める為、さんは幹部にタオルを押し当て圧迫する
ディーノ曰くそちらの方が痛かったとかなんとか…
※コレはあくまでお話の中の出来事です。
もしも、このお話を読んだ後に神様仏様のちょっとしたイタズラでナイフ等の鋭利な刃物が体へ刺さってしまった場合、又はそういった場面に遭遇した場合は、素人の我々が決して抜いてはいけません。痛すぎて泣こうが喚こうがチビろうがダメです。
このお話を書いている途中でよりリアルに処置を再現したいと思ってググりました。ダメだそうです。
でもなんでも出来るラスボス系ヒロインなので、やってやりました!!
端的に言うと、刃物が動いて傷口を広げたり重要な血管等を傷つけない様固定し、同時に止血。そしてさっさと救急車で病院にGO!してください。さもなくば下手すりゃ天国へGO!する羽目になります。つまり死にます。ちゃんとした処置は生かすプロへお任せしましょう。
どんなに貴方が美人で、刃物を抜き取る相手が純粋な少年のごときウブな相手でも、こんな時に指を這わせてエロいシチュエーションにするのはやめてください。眼鏡のハゲたエロ医者に(エロくはなくてもいいです)オペってもらいましょう。
長生きしようぜ!!!!