第7章 06
ーさんsideー
厄介事に首突っ込まなくてすんだ、アーメンハレルヤ
誰にも聞こえない様に小声で悪態をつきながら、あの異常な集団から離れるべく近場の路地を曲がった
「あれ?さんちゃん!!」
「何でテメェがウロチョロしてやがるさん!!?」
むさ苦しいオッさん地獄の後に舞い降りた天使!!!
『つっなよしぃ!!会いたかったぜベイビー!!』
私はまるで飼い主の帰りを待っていた仔犬の様に目の前の可愛い天使に飛び付いた
獄「まーた!!お前は俺を無視すんじゃねえ!!そして十代目に抱きつくな!!!」
おうおう、こっちに本物の忠犬がいやがったぜ
隼人は私の首根っこを掴むと、グイッと綱吉から引き離す
『おいテメェ隼人ふざけんな殺すぞ!その前に私が死ぬぞバカヤロー!!』
服を引っ張られて喉元が自然と締まりグェッと変な声が出る
綱「〜〜///ちょっと、その…何というかやっぱり恥ずかしいかな…」
Oh...God...
隼人はよく正気でいられんなぁ、そこら辺のクソ女供の1億倍可愛いぞこの子
綱吉が可愛くて可愛くて仕方なくなってしまった私は彼の頭を撫で回した
獄「やめろっつってんだろうが!!バカさん!!
って!?ゲッ!!!」
止めに入った隼人は私の腕を掴んでまたもや綱吉から引き離すと横目で捉えた何かに大層いやそうな顔をしていた
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