• テキストサイズ

【リボーン】空 へ【トリップ】

第5章 04





『どーした?綱吉ィ?さっきは白馬の王子様に見えたのによぉ…ブルっちまったか?』




さんは優しく笑うと近くの綱吉の頭をそっと撫でる



綱「そんなことよりさんちゃん!!その怪我なんとかしなきゃ!!!それに ここから逃げないと!!!」



綱吉は撫でられながらも頭の怪我が心配でさんの服の裾を掴んでいる





「悪いなボウズ…こんな事されて無事にお家に帰してやるわけにゃいかんのだよ」




リーダー男はそう言うと右手にナイフを握り左手を構える





リ「おい!ツナ!!みっともねえツラしてんじゃねーぞ!!」




そこへ何処から現れたのか綱吉の専属家庭教師であるリボーンが現れ綱吉の後頭部を蹴り飛ばした




獄「十代目ェ!!?」





頭を抑えて痛がる綱吉に獄寺と山本は走り寄った





『お前ら巻き込んで悪かったなぁ…そこに高そうな茶菓子あったから食っていいぞ!!あとは私が殺る』




さんのその言葉にはさすがのリボーンも呆れた




リ「おい さん!女のお前がその怪我で無茶すんじゃねえ!!頭割れてんだぞ!

しかも相手は武闘派で有名なこの組のボスだ!ここは共闘した方が…モグモグ」





言いながら茶菓子を食べるリボーンを右手で制したさんは敵に向き直ると不敵に笑った




「もういいか?これ以上の休憩はやらねえぞ?あ?」




待ちくたびれた様に男はナイフをクルクルと遊ばせている






『充分だ…殴られて登りきった頭の血もいい具合に流れ落ちてくれてよ

悪かったなぁ 自称武闘派ヘッポコリーダーさん』




語尾にハートマークがつきそうな嫌味な物言いに男は舌打ちをする




獄「おいさん!!てめーは休んで……」




「動くんじゃないよ!!!」




助太刀に入ろうとする獄寺や山本

だが背後にはさんを連れ出した女が銃を構えていて下手に動くことができなかった









/ 96ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp