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【リボーン】空 へ【トリップ】

第5章 04






「「「は?」」」





大声で叫ぶ声と入り口を蹴破られた音に 桃巨会の一同はそちらに視線を移した


男達がポカンとするのも無理はない

扉の前に立っていたのはパンツ1枚の年端もいかぬ少年 綱吉と







山「おっと…やっぱ穏やかじゃねえな…」




その背後に日本刀を構えた山本



獄「アホ女のせいで見失っちまったけど 派手に暴れてくれて見つけられたぜ」




タバコを咥え両手にダイナマイトを持った獄寺が立っていた






「ブハハハ!!この子供達は助っ人かぁ?頼りねえなぁ?」




さんを羽交い締めにしている男は下品に笑う



が、




「ゔッーーーー!!!?」





突然笑うのをやめたかと思うとさんを放して蹲った




『耳元でギャーギャーうっせえんだよ…ぶっ殺すぞ』





男が抑えているのは自分の大事な部分…どんなに強靭な男だろうと唯一鍛えられない場所である




蹲った男の顔にさんは容赦なく蹴りを入れると




『うへー、痛かった!!綱吉 隼人 武…サンキュー!!』




ニコッと笑って手を振った
頭から流れる血と倒した相手の血が顔や服に付いていてヤクザ男達からすれば 笑っているのが逆に恐怖を煽る






山「おい!?大丈夫か?すげー怪我してるじゃねえか!!」




山本が驚いた様に言えばさんは目の周りをゴシゴシ袖で拭う



『病院行ってきますとも言える状況じゃねえだろ?』




そう言ってファイティングポーズをとる






そこから残りの男達を倒すのに時間はいらなかった







「おいおい…こりゃどうなってんだ??あぁ?」


先ほど奥に引っ込んだ男とさんを誘い出した女が部屋から出てくる




獄「んだ?さん?コイツ等は…」



驚く男女を見て伸びた下っ端の胸ぐらを掴んでいた獄寺は 床に男を捨てながらさんを見た





『んー?コイツ等?お山の大将とその嫁猿だよ』



さんがそう言うと 獄寺と山本の目つきが変わる







綱「ひえええ!!?この人達どうすんのーーー!?」



だが 綱吉だけはいつもの弱々しい感じに戻っていた





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