第3章 02
綱吉と獄寺、山本は四限目の自習を教室を抜け出し屋上で過ごす事にした
獄「何でてめぇまで付いて来るんだよ?野球バカ!」
山「サボりは大勢でってな…いいじゃねぇか!」
綱「そうだよ獄寺くん だいたい自習なんてつまんないよねー」
三人は屋上へ続く階段を登りながら微妙にかみ合わない会話をする
綱「それにしてもさぁ、名無しさんって何か近付いちゃいけない雰囲気だよね」
綱吉は二人の方を見る
山「名無し?確かに…転校初日の獄寺みたいだったな」
獄「野球バカ…俺をあんな女と一緒にすんなっ」
獄寺はそう言うと少し不機嫌そうな顔をした
山「でも名無しって違和感あるなー」
山本も少し考える様なそぶりをみせる
獄「…ただの不良じゃねぇか」
そんな山本に獄寺は反発した
綱「でも、確かに…無表情過ぎるしね」
三人が意見を言い合っていると目的の屋上についた
獄「まっ…あの女の事は良いじゃないッスか!!」
獄寺は、屋上のフェンスを背に座り山本、綱吉もそれに続いた
山「んっ?ありゃ名無しじゃねぇか?」
山本の言葉に綱吉と獄寺が裏庭に目を向けた
綱「あんな所で何してるんだろ?
…ネコ?」
3人の目に飛び込んだのはさんの足にネコが擦り寄る光景だった
そしてネコがさんの腹部に飛び乗る…
「「「………!!!?」」」
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