第3章 02
-綱吉視点-
思えば今日は朝からツイてなかった
鬼の家庭教師リボーンは朝から俺のベッドを爆破し 清々しいとは程遠い朝を迎えた
そのせいもあり いつもより少し早く家を出たのはいいんだけど…
なのにいつの間にか着いて来たランボを追いかけていたら結局いつもと同じ時間に学校に着いてしまって…トホホ
途中で合流した獄寺くんと 朝練を終え下駄箱で出会った山本と三人でランボを追いかけていたら 事もあろうに雲雀さんに遭遇してしまうし…
綱「今日はこれ以上何も起こりません様に…」
ため息混じりに呟きながら机に座りグッと伸びをすると 憧れの笹川京子ちゃんと目が合った
京「ツナくん おはよう!今日このクラスに転入生が来るんだって」
転入生かぁ…
綱「おはよう京子ちゃん… どんな人なんだろうね!」
んっ?
そう言えば 今朝雲雀さんと一緒だった怖い女の子…
見た事なかったけど 噂の転入生じゃないよね…
まぁ ただ学年が違うだけかもしれないし…
それにしてもあの人怖かったなぁ……
京「あっ!先生来たから席に戻るね」
京子ちゃんは律儀に考え込む俺に声をかけると 少し離れた席に戻った
担任が教室に入ると俺達生徒は静かに席につく
担任がこのクラスに転入生が来ると言うと クラスの生徒が少しざわめいた
だけど少し担任の様子がおかしいのは気のせいだろうか…?
少し脅えてる様な…
担任が何故か敬語で呼ぶと 扉が開いた
クラス中が入って来た人物に自然と目を向ける
あ…あの子は間違いないよな…
黒い髪をなびかせて入ったのは今朝のあの子
「綺麗だ…」
「クールビューティーって感じ?」
「彼氏居るのかなぁ」
クラス中がザワザワとざわめく中 先生は自己紹介を促した
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