第3章 02
綱「…ッはぁ…ビックリしたぁ!!!」
綱吉は、二人が見えなくなるのを確認すると安堵のため息を漏らした
獄「十代目っ!!あんな女に頭下げる必要なんてないッスよ」
獄寺はそんな綱吉に反論し
ラ「ツナ~遊ぼ~」
綱「ランボっ!!だいたいお前が学校に来たせいだからなっ」
綱吉は空気を読まないランボをしかる
山「まぁまぁ、それより…雲雀といた女の子、この学校に居たか?」
山本の一言で、綱吉も獄寺もそう言えばと顔を見合わせた
綱「確かに知らないなぁ…
上級生や下級生でも、あんなに美人なら目立つだろうしね…獄寺くんも知らない?」
獄「自分もまったく見た事ないですね…」
獄寺も綱吉も知らない様子だ
そんな話をしていると、容赦なく予鈴が鳴り響き3人はとりあえず教室に急いだ
雲「我慢なんて出来たんだね」
横目でチラリと見ながら無言のさんを見る雲雀
『へーへー、どうせ短気ですよー』
そう言って唇を尖らすさんに 雲雀は「変な顔」と小さく呟き無表情で前に目線を戻した
『あら、やな奴!!まぁ家でポテチ食って昼ドラみてるのとガッコ行って青春とやらをするのと私にとっちゃどっちもどっちってヤツだからな……
それなら恭弥のお気に入りの学校でのんびりするのも悪くねえかなって、な』
さんは小さくアクビをしながら雲雀の横に並んで歩いた