第3章 02
-雲雀視点-
今日は月曜…平日の僕の朝は早い
空が明るくなり始める頃には目が覚める
この時間は嫌いじゃない
清々しいなんて言葉が僕に似合うかはわからないけど、
誰にも邪魔されず、静かな一時を…
『うわぁぁぁぁああ!!』
…
さてと
咬み殺しに行くとしようか
朝の有意義な時間を無駄にしたくない
僕はベッドからおりた
まったく朝から騒々しい
何故あんな子を置いたんだろう
昨日の自分を咬み殺してやりたいよ…
僕は気配を消して彼女の部屋の前に立つ
『………ーーーーッ』
!?
微かに聞こえた押し殺した様な声に僕はイラつきを忘れ握りしめていたドアノブから一旦手を退かした
………?
何かあったのだろうか?
いつもは誰が居ようと勝手に入るが、無意識に僕は扉をコンコンと叩いた
「ねぇ…さん…起きてるんでしょ?
開けるよ…?」
ノックした手前、一応声をかけてみたが返事がない
僕は扉を開けさんの部屋へ入った
「ねぇ…返事くら………!!」
.