第2章 01
眠りにつくとまた真っ白な世界にいた
「よぉ!!」
そこには、一人男が陽気に手を振っている
『なんだ?てめぇ?』
「やっだぁ〜さんっちってばいけずぅ
今朝会ったじゃーん?」
男のふざけた物言いに苛立ったさんは
『あははぁ…
星になっちゃえキーーーック!!』
とりあえず男を蹴り飛ばした
グフッと言いながら倒れた男は、そのままさんに正座をさせられている
『もちろん、説明あるよな?』
「はい。喜んでさせて頂きます」
「自己紹介とお前がこの世界に来た理由な」
真面目な雰囲気になり、さんも腰を下ろす
「俺は夜を導く者…ルナ
そして理由は、今は詳しく言えません!!!以上」
『おい…ちょっと待て おまえ
わかったの名前だけじゃねえかボケ!ちゃんと説明しやがれ』
さんは力いっぱい握った拳を振りかぶりながらルナに喰ってかかる
「えーーーーいまムリーーー!めんごー!」
『てめえ!!ッざけん………もういい』
腑に落ちないながらも、さんは言い返す気力をなくしうなだれる
「まだ話出来ねえんだ…悪いな…
それと、お前にこのリングを託す」
そう言われて手の上にあるリングを手に取るさん
そのリングはブラックダイヤモンドの様な石に貝殻のマークが施してあるだけのデザイン
『それ……何…?
っつーか…ダッセ!!
いらねっ』
さんは首を傾げながらまじまじとそれを見つめる
そして、アッサリと不要宣告をした
「これは、ボンゴレ夜空のリング…
静寂と闇に生き、全ての汚れを覆い隠す聖なる御霊(みたま)
お前がこのリングの保持者にるのは必然だ…だから…
頼むから受け取って下さい…話が進みません」
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