第1章 記憶
卯ノ花:何も分からない中で少しでも気になる事や思い出したりした事はない?
千歳:……1つだけ…
卯ノ花:それは何?
千歳:氷…の華…
《あいつ…覚えてたのか…?》
千歳:冬獅郎、何してるの?
日番谷:いいから、待ってろ
千歳:気になるでしょ?
日番谷:ほら。
千歳:綺麗…氷の華だね
日番谷:俺とずっと一緒にいてくれるか?
千歳:え…?
日番谷:ダメか…?やっぱ俺チビだし…
千歳:いいよ(ニコ)チビでもなんでも(笑)冬獅郎が嫌になるまで傍にいるね(ニコ)
日番谷:信じてるからな。
《あいつをあんな風にしたのは俺のせいだ…》
日番谷:お前一人で大丈夫な訳ないだろ!?
千歳:でも冬獅郎が先へ行くべきでしょ!?
日番谷:分かった…無理、するなよ…
千歳:うん(ニコ)
日番谷:約束忘れるなよ
千歳:大丈夫!ずっと傍にいるから(ニコ)
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
日番谷:おい…千歳はどうした?
松本:それは…
日番谷:松本!お前見に行ったんだろ!?
浮竹:死んだんだ…
日番谷:な…なんで…
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーー!!
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
【コンコン】
日番谷:ん?(また思い出して…)はぁ…誰だ。
千歳:千歳です…入っても大丈夫でしょうか?
日番谷:あ、あぁ…
千歳:失礼します。
【ガチャ】
日番谷:どうした?
千歳:お茶をお持ちしました(ニコ)
日番谷:あぁ、わるいな…
千歳:いえ。
日番谷:ちょうどよかった。明日の試験の事を話しとく。
千歳:はい…
日番谷:不安か…?
千歳:そう、ですね…乱菊さんは頭で忘れていても身体は覚えてるって言ってくれたんですけど…やっぱり不安で…
日番谷:お前の斬魄刀を返すから今日は自分の斬魄刀と対話するよう試みてみろ。
千歳:対話…ですか?
日番谷:そうだ。お前の斬魄刀は“色姫”と言う名前で力を解放し卍解すれば二種類の技が出せるんだ。
千歳:“色姫”…
日番谷:とりあえず今日は肌身離さず持ってろ。お前なら元通り前の自分を取り戻せると俺は信じてるからな。
千歳:…!!
日番谷:どうした?
千歳:いえ…し、失礼します。
日番谷:あ、あぁ… …??
【バタンッ】