第1章 記憶
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千歳:(今の…何…?)
日番谷:信じてるからな。
千歳:(今の知ってる…声も…言葉も…)
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
千歳:色姫…私はどうやってあなたと過ごしてきたの…?私はどうしたら…思い出せる…?
どうしましたか?
千歳:卯ノ花さん…
卯ノ花:斬魄刀を受け取ったんですね?
千歳:はい…
卯ノ花:元気ありませんね?何かありましたか?
千歳:(コクン)私…凄く大切な事を忘れてる気がして…日番谷さんの事で…
卯ノ花:日番谷隊長の?何があったんですか?
千歳:思い出したというか…聞き覚えがある言葉を言われて…
卯ノ花:なに?
千歳:“信じてるぞ”って…
卯ノ花:少しずつ思い出しているのですね。何よりも大切な事から思い出していくものです…。
千歳:何よりも大切な事…
卯ノ花:とりあえずはゆっくり思い出してくださいね。それと明日楽しみにしていますよ?
千歳:あ、はい…話しを聞いてくださって…ありがとうございました(ペコ)
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《千歳side》
夜…
正座をし、斬魄刀を前に置き、目を閉じる…
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
千歳:色姫…私の声に応えて…あなたにいろいろ聞きたい事があるの…お願い…
色姫:久しぶりに話してくれましたね…千歳。
千歳:色姫?
色姫:そうです。私はあなたが生み出した斬魄刀。あなたそのものです(ニコ)
千歳:私そのもの…
色姫:そうです。あなたは四季を愛おしみ、そして慈しむ人。花を愛し、風を愛し、月、太陽、この世に生きる全ての物を愛し、敬える人。
千歳:私はそんな…
色姫:いいえ。そうですよ?でなければ私は生まれていませんから(ニコ)
千歳:私はどうしたら思い出せる…?
色姫:冬獅郎の事ですね?
千歳:うん…
色姫:大丈夫。あなたなら必ず思い出せます。だってあなたにとって冬獅郎は本当に大切な人なのですから(ニコ)
千歳:本当に大切な人…
色姫:とりあえず今は前の様に自然を感じて力まず私を思ってください。そうすれば私はあなたの力となります(ニコ)では明日(ニコ)
千歳:うん。おやすみ…色姫(ニコ)