第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く
「んー…信用してるっていうか…なんだろ。もしもね…」
「うん」
「もしもそれで、翔ちゃんが崩れ落ちたら…俺、支える。必死で支える。死んでも支える」
「ほえ…」
「って思ってる」
ぎゅうっと相葉ちゃんの腕に力が入った。
「翔ちゃんだけじゃないよ…みんなのこと…俺は、もしも何かあったら、そうしようって思ってるよ?」
「相葉ちゃん…」
「翔ちゃんも、潤も、和も…おーちゃんも…みんなのこと、俺は支える」
「うん…ありがと…」
「みんなも、そうなんじゃないかなあ…」
「うん…俺も、そう思ってる!」
「ふふ…だからさ、当たって砕けてもいいんじゃない?」
「いいのかな…」
「いいと思うよ?」
「そっか…いいのか…」
相葉ちゃんの指が、俺の乳首をちょんと突いた。
「もお!今いい話してるのにっ!」
「えー…だって美味しそうなちくびがこんなとこに…」
「だあああ!もう上がるっ…」
ぷりぷりしながら風呂から上がって、バスローブを着て台所に入った。
「あ、お風呂入ってたの?」
台所には和也が居た。
「うん。おかえり、かず…」
お風呂入る前は帰ってなかったから、今から晩飯みたい。
「ただいま。…ちゃんと拭きなさいよ…」
くすくす笑いながら、首にかかってたバスタオルで頭をゴシゴシしてくれた。