第26章 特別短編 かしましボーイズ
全員が揃ったところで、翔ちゃんがリモコンを手に取った。
「じゃあ、始めるよー?」
「はーい」
相葉ちゃんと潤がお菓子と飲み物まで用意してくれてる。
まあ、少し録画が溜まってたから、結構時間掛かるだろうしね。
リビングのローテーブルの上には5個のマグカップとお菓子でいっぱいになった。
「じゃあしやがれからいくね」
ブルーレイを起動して再生すると80インチの画面いっぱいに俺たちが映る。
時々、テレビ見てると不思議な気分になる。
なんでテレビの中の人と一緒に暮らしてるんだろ。
ほんと人生って不思議だなあ…
何本か見終わってちょっと休憩になった。
「いやあ…高嶋さん、ホント毒だったよな…」
「悪魔だよありゃ…」
口々に言いながら、トイレ行ったり背伸びをしたりしてる。
「ほいじゃ次は、VS見るからねー」
「あーい」
でもその前にお昼の時間になっちゃって。
続きは、お昼ごはんが終わってからにすることにした。
「何食べようか…」
おかあさんたちが相談して、お昼はインスタントラーメンになった。
「中華なら任せてよ!」
「いや、インスタントだし…」
和也と相葉ちゃんがコントしながらラーメンを作ってくれた。