• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第26章 特別短編 かしましボーイズ


ニュース映像は、八王子駅前を映してた。
凄い雪で、道路も真っ白になってる。

「今日のロケ、山梨行く予定だったから…もう、八王子でこれじゃムリでしょ…」
「だね…」
「あーあ…久しぶりの5人でロケだったのにね?」

潤がシンクの前に立つ翔ちゃんに凭れながら残念顔をしてる。

「重い…」
「あ。そんなこと言う」
「重いものは重い」

そんなことを言ってる二人を眺めてたら、勝手口がばふんと開いた。

「ねーねー!雪だるま20個できたっ!」
「うーわー…あいばか…」
「なんだとおっ!?」
「わ~!すっごいね!相葉ちゃん!」
「智…」
「ん?」
「なんでもない…」

ひらひらと手のひらを振られて、和也は電熱器にかじりついた。

「みにいっといで。俺、ここに居る」
「えー一緒に行こうよぉ」
「バカ。腰冷えたら一発アウトなんだよ」
「そっか…」

朝食作ってる翔ちゃんと潤、それから電熱器にかじりついてる和也を残して庭に出た。

「わー…本気ですげえ…」
「でしょお!?これさ、風邪とか引いたら頭に乗っけたらいいよね!」
「わー…考えることが野生児…」
「ええっ!?」

雪だるまは木の枝とかで目と鼻と口をちゃんと作ってあって。

相葉ちゃんらしい出来だった。←察してくれ

/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp