• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第25章 特別短編 たぶん夢


「ほら…ちゃんと言って?俺のこと好き…?」
「うん…潤、好き…」

ソファの上とは違って、何故かこっちは甘々モードになってる…

「お薬のせいでそんなこと言ってんのかな?翔くん…」
「違う…違うもん…」

ああ…くっそ…参加したい…

女子モードの翔ちゃんなんて、俺は滅多にお目にかかれないんだ…

なんか翔ちゃんの中では、女子みたいな気分になる時といつもどおりの帝王モードの時があって、それは自分じゃコントロールできないみたくて…

俺とか潤とえっちするときは、帝王モードのことのほうが多い。

…そうか、薬飲ませたら女子モードになるんだ。今度やっぱり飲ませよう←やっぱり反省できない

「好きじゃなきゃ…こんなことしないもん…」

なに処女みたいなこと言ってんだ…
でも、翔ちゃんの口からそんなこと言われるのって、新鮮でしょうがない。

事実、潤はちょっとぐっときている。

うるうるの瞳で見上げる翔ちゃんを愛おしそうに眺めて、ゆっくりと唇を重ねた。

「潤…もっと…」

翔ちゃんは縛られたままだから、身動きが取れない。

「ん…翔くん…」

潤の口から真っ赤な舌が出てきて、翔ちゃんの唇をべろりと舐めた。


…ちきしょー!参加させろおおお…!

/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp