第25章 特別短編 たぶん夢
「俺はぁ…ねだってなんかない…相葉さんが…」
嘘つけ…ちゅーしろとか、もっと奥とか散々言ってたくせに…
「嘘つくな。俺にはわかるんだからな…」
ま、そーだよね…
おーちゃんは和のことがだいすきで。
俺たちのことも好きなんだけど、やっぱり和だけは特別で…
なんだかんだ言って、やっぱり和と一緒にいる時間が長いんだからさ…
和は勘がいいから、いつもおーちゃんの嘘を(鼻がピクピクするからすぐわかる)見抜くけど、逆のことだって言えるんだ。
おーちゃんだって、和のことなんかお見通しなんだ。
「ごめんなさぁい…お願い、智ぃ…」
和がおーちゃんに向かって縛られた手を伸ばした。
「気持ちよくしてぇ…触ってぇ…お願い…」
ぽろぽろ涙を零しながら、見たこともないくらい甘えて…
ちょっとびっくりした。
いつもあんなあまのじゃくなのに…
俺には結構どS発動するくせに…
おーちゃんの前だとあんな顔もするんだ…
ちらりとおーちゃんが俺の顔を見た。
勝ち誇った顔をしている…
わっかりやす…
へーへーと呆れながら目を移すと、ラグの上も凄いことになってた。
「がふ…(´;ω;`)」
翔ちゃんがとってもかわいい女子みたいになってる。