• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第6章 蝶


「ふ…ぁ…さ、と…」


「ごめん…止まんない…」


和也の薄い唇を、甘咬みするとそのまま顎をたどって首筋を舐めた。


「んんっ…やだっ…やめ…」


俺を押し返そうとした手を翔ちゃんが柔らかく取った。


「ニノ…おとなしくして?智くんが本気になってるんだよ?」


「やだぁっ…翔さんバカっ…」


そんなこと言ってる和也の乳首に唇をつけた。


「あっ…やめてっ…」


びくっと身体が跳ねた。


同時に俺のお腹に、アレが当たった。


和也の…アレ。


硬くなってる…


「熱い…これ…」


きゅっと握った。


「いやっ…智のバカっ…」


和也の顔をみたら、本気で泣いてた。


「ごめん…」


そのままどうしていいかわからなくなった。


このまま抱きたい。


でもここじゃ和也が嫌がるし…


っていうか、なんで見られなきゃいけないんだ。


なんでこいつらに証明しなきゃいけないんだ。


なんかムカムカしてきた。


和也を泣かせてまでやることか!?


相葉ちゃんと翔ちゃんはすっかり油断してる。


俺は和也を抱え上げた。


そのままダッシュで相葉ちゃんの部屋を抜けだした。


「さっ…智!?」


鍵のかかるアトリエまで一直線に逃げた。
/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp