第25章 特別短編 たぶん夢
リーダーは呆然とする翔ちゃんをどんと押した。
あっけなく翔ちゃんはソファに倒れ込んだ。
「えっ…へっ!?」
無言で翔ちゃんに馬乗りになると、パジャマを脱がせ始めた。
「なっ…なにやってんの智くん!?」
「いいから、だーってろ!」
あまりの剣幕と、元々ちょっと非力な翔ちゃんは負けて、あっという間に丸裸になった。
「潤っ…そこのロープ!」
「う…は、はいっ」
あまりの剣幕に押されて、潤はロープを取った。
しゅるしゅると、俺にやったように、おーちゃんは翔ちゃんをロープで縛り上げた。
その後、和の隣に翔ちゃんをポイした。
「…なにしてんの…?リーダー…」
「ん?おしおき」
「は?なんの?」
「和也、潤に説明して」
「ええー…?」
諦めたように和は説明を始めた。
「…はぁ…?そりゃ、おまえがいけねんだろぉ…?」
「もお…わかってるもん…でも、今になってムカついてきたんだもん…」
「おまえだって、海外で、リゾート地で、いいことやったんだろう…?何いってんの?」
「だって、あれは相葉さんが無理やり…!」
潤と和の会話を遮っておーちゃんが潤のパジャマの胸ぐらを掴んだ。
「おい。おまえあの薬まだあんだろ?」
「えっ…」