第25章 特別短編 たぶん夢
あの薬って一体何だ…?
ぼそぼそとおーちゃんは潤の耳元で喋ってる。
「あー…ああ…えっと…」
「いいからもってこい。早く!」
「う…は、はい…」
潤は部屋から飛び出していった。
おーちゃんは今度はダイニングの方のドアを開けて出ていった。
戻ってきたら手には水のペットボトル…
まさか…薬って…
「リーダー持ってきたよ」
潤の手に持ってる薬のシート…
あちゃあ…アレかよ…
おーちゃんは受け取ると、翔ちゃんに無理やり飲ませた。
「やだー!やだってば!」
「うぉら!大人しく飲め!俺には飲ませただろ!?」
「やーだーぁ!」
もう縛られてるから敵うわけもなく…
翔ちゃんはごっくんとお薬を飲んだ。
「よし、次は和也な」
「えっ…ちょっとなんなのよそれ…」
「あ?媚薬」
「び…媚薬ぅ!?」
にたりとおーちゃんは笑った。
「…そーだよ…俺、あん時、こんなもん飲まされてたんだよ…」
「うっそ…あんた達そんなの使ってセックスしてるわけ!?」
和が俺の方を批難を込めた目で見てきた。
「もーがー!(俺じゃねえよ!)」
「へんたい…」
「もがぁ…(´;ω;`)」
だからそれ買ってきたの、翔ちゃんだし…
俺と潤は飲まされたんだってば…