第24章 特別短編 俺たちのしあわせ
潤の右手が、智くん越しに俺に伸びてくる。
それをぎゅっと掴むと、腰に力を入れた。
「ああっ…揺れる…」
「潤っ…そんなにしたらっ…だめっ…」
「だって…ねえ、一緒に…気持ちよくなってるよ…?」
「ん…潤…キス…」
「リーダーぁ…」
二人が絡み合ってるのを見ながら、どんどん俺は快感に埋没していく。
三人で、繋がってる
視覚でも、聴覚でも、触覚でも感じる。
俺達は今ひとつになってる。
「智くん…好きだよ…」
「翔ちゃ…」
「リーダー…好き…」
二人でその身体をぎゅっと抱きしめた。
「あ…やっ…ああっ…おかしくなるっ…」
ぎゅうっと狭められた中に、出したくて堪らなくなる。
「潤っ…おら、研究の成果っ見せろよっ…」
「しょ…くんっ…」
俺の動きで潤まで動いてて…
まとめて二人を犯してるみたいだった。
堪んねえ…
「あっ…潤っ…だめっ…そんな締めないでっ…イっちゃうっ」
「智くんっ…自分も締まってるって…」
「凄いああっ…リーダーのが奥っ…」
「やあぁっ…くっ…もおっ…」
「翔くんっ…手、握ってぇっ…」
潤の手を掴んでシーツに押し付けた。
その瞬間、ありえないほど智くんが俺を締め付けて耐えられ無かった。
「ああああっ…出すぞっ…」