第24章 特別短編 俺たちのしあわせ
「ん…あっ…やあだっ…翔ちゃんっ…」
「じっとしてろって…」
智くんの細い腰を掴むと、先でヌルヌルとそこを刺激する。
「あ…やぁっ…潤っ…動かないでっ…」
「…やば…すごいおっきい…」
潤の表情が一変した。
一心に智くんを見上げるその顔は、誘い込むように笑ってる。
…楽しんでるのは、おまえじゃねえか…
「ここには…最近、雅紀しか入ってないもんなぁ…ニノには黙ってるから、楽しもうよ?智くん…」
耳元で囁いてやると、クタっと身体から力が抜けた。
「もぉ…えっちなんだから…」
「ああ。えっちで結構」
潤の動きが激しくなる。
智くんの口からは絶え間なく、甘い声が漏れる。
「翔くんっ…早くっ…リーダーを気持ちよくしてっ…」
「…わかった…」
解れたそこにぐっと力を入れて俺を押し付けると、智くんの背中がビクリと反った。
「ほら…俺達で前も後ろもかわいがるからね?」
「あ…待ってっ…」
「だーめ」
ぐいっと腰を智くんに沈めるように突き出す。
「あぁぁっ…」
潤が足を解くと、智くんの身体は痙攣したようにブルブルと震えている。
「…あ…しょ、ちゃん…」
息が詰まってるから、暫くそのまま待っていたら、だんだん力が抜けてくる。