第24章 特別短編 俺たちのしあわせ
「智くん…今日の予定は…?」
「オフ…」
「偶然だなぁ…俺達もオフなんだ…」
ばっちり目が合うと、智くんはにやりと笑った。
「かずも海外行っていないし…相葉ちゃんも今日はロケだし…しょうがないなあ…」
ぎしっと音を立てながら、智くんがベッドに乗っかった。
「え…?」
潤が顔を上げる頃には、智くんは添い寝する格好になってた。
「潤が悪いんだよ?」
「なにが…?」
「そんなに色っぽいから」
「へ?」
がばっとシーツを剥いだ。
朝の光に、潤の身体が光り輝いてるように綺麗だった。
「ちょ、待って…」
「いいじゃねえか、潤。研究の成果を智くんにも見せてやれよ」
「は?へ?は?」
「なに?研究って」
「あのな、潤ね…」
「あわわわわ…!」
潤が止めようとするけど、押さえ込んでさっきのことを喋ったら、智くんは真っ赤になって笑いを堪えてる。
「ふ…ぐふっ…」
「もういいよ…笑えばいいだろ…笑えば…」
「ぶはあっ…もうっ…潤っ…最高!」
「なああんだよおお!」
恥ずかしがってベッドから逃げようとする潤を二人がかりで押さえつけた。
「わかった。研究の成果、見せて?」
智くんの目がきらりんと光った。