第24章 特別短編 俺たちのしあわせ
「…研究…」
「は?」
「なっ…なんでもないもん!もう!出てってよ!」
ぐいぐい身体を押されるから、潤の足を払ってベッドに押し倒した。
「わあっ!」
衝撃でばいんと跳ねながら、潤に覆いかぶさった。
「ちょっ…何すんだよ!」
「なにするはおまえだろう…なんも言ってないのに」
ぐいっと両腕を取って、ベッドに押し付ける。
膝を潤の足の間に入れると、こりっと硬いのが当たった。
「ふぅん…AV見て、なんの研究してたんだよ?」
「き…聞こえてたんじゃんか!」
「言わないと、皆に言いふらすぞ?」
「ええっ…」
「傷つくだろうなぁ…皆…潤が男よりも女が喘いでるの見るほうが好きだって言ったら…」
「な、な、な…何いってんだよおお!」
「で?なんでAVなんか見てたの?」
そう聞くと、ぐっと返答に困るのがまた可愛い。
顔を真っ赤にして、逸してしまう。
「だから…けんきゅう…」
声も小さくてよく聞き取れないほどだ。
「なんの?」
「…もっと、皆が喜ぶように…どうやって喘いだらいいかとか…」
「あ?」
「もっ…もうっ…だからいいたくなかったんだよ!」
増々真っ赤になって汗までかいてる。