第6章 蝶
翔ちゃんがにやっと笑った。
「じゃあ、ここで証明して?」
「へ?」
相葉ちゃんが俺と和也をベッドに突きとばした。
バウンドして俺達の身体は揺れた。
「なっ…なにいってんのよっ…翔さんっ」
相葉ちゃんが和也の服を脱がした。
翔ちゃんが暴れる和也を抑えこんでる。
俺は呆然として動けなかった。
和也を丸裸にすると、今度は俺を裸にした。
「さ、リーダー。見せてよ?」
「え…」
「俺のこと振ったんだからさ…その愛の証をさ。みせて?」
そういうと微笑んだ。
なんてこと言ってんだ…
こういうのって…もっと甘い雰囲気で…二人っきりで…
「やだぁっ…何考えてんのよっ…アンタ達っ…」
和也が泣いてる。
「ばっ…ばかやろおっ…」
相葉ちゃんを殴ろうとした。
けど、俺の両手はあっけなくとらえられた。
「だから…身体鍛えろって言ったろ?二人とも…」
「智くんがやんないなら、俺がニノいただこうかな…」
翔ちゃんの手が、和也の顎に触れた。
上を向かせると、キスした。
「んーっ…」
和也が暴れる。
俺は相葉ちゃんの手を振り解こうとしたけど、できなかった。