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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第23章 特別短編 お菓子くれなきゃいたずらするぞっ!


「ん?なんだこれ‥『のさまじょおばさんより』って書いてある…」

うさぎの翔ちゃんが紙袋を持ってきた。
中を開けてみると、入っていたのは普通のスーツだった。

「あれ…?これ…」

黒のビジネスバッグに、赤い封筒…
革の手袋に、潰れたハーモニカ…

「あーあ…もう、これしかないね…?」
「でも…これは…」
「だってのさまじょおばさんがこれ着ろって言ってるんだよ?」
「だって俺、もう髪の毛切っちゃったし…」
「いいんじゃないの?前みたいに短くしなかったんだから」

あれよあれよという間に、うさぎさんとアリスに着替えさせられた。

「わあ…できたよ。成瀬先生…」
「ねえ、これ、仮装なの?」
「え?いいんじゃないの?コスプレでも」
「でも、俺だけなんか恥ずかしいよ…」
「いいじゃんいいじゃん!」
「なんで高梨沙羅なんだよ!」
「ありじゃんありじゃん!」
「だからなんできゅう○のQちゃんなんだよ!」

ドラキュラさんが俺を押さえつけて髪型もなんか、いじられて…
俺は成瀬領になった。

「わあ…すごい!リーダー、成瀬の決め台詞言ってよ!」
「ねえよ!そんなもん!」
「なんでもいいから、言ってみてよ!」
「ええ~…」

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