第6章 蝶
「んっ…ぁっ…」
思わず吐息が漏れた。
だって…首筋弱いんだもん…
二人の動きが止まった。
相葉ちゃんと翔ちゃんは目を見合わせている。
「な、な…んだよ…」
「いい声で鳴く…」
翔ちゃんがにやっと笑った。
「はっ…はぁ!?」
「もっと聞かせてよ…リーダー…」
相葉ちゃんがまた首筋を舐めた。
「んあっ…あっ…やめてっ…」
「煽んないでよ…」
翔ちゃんがそういうと、手が俺の…
股間に載せられた。
「んっ…ふぅっ…んんっ…」
「今、気持よくしてあげる…」
翔ちゃんが妖艶に微笑んだ。
「やっ…やめてっ…」
「うらーーーーーーーーっ!!!」
和也の怒声が部屋に響いた。
かと思ったら、相葉ちゃんが吹っ飛んだ。
「てめえらっ…なにしてるっ!?」
「わお…ごめん…ニノ…」
翔さんがホールドアップした。
「さとっ…智っ…」
泣きながら和也が俺の腕を引っ張った。
「ごめんっ…気づくのが遅れて…」
「かず…」
俺の腕をぐいっとひっぱって胸に抱きしめてくれた。
「相葉さん…翔さん…もう、この人俺のものだからっ…!手をだしたら、承知しないからねっ…」
「いってー…お前…暴力はいかんぞ…」
相葉ちゃんが起き上がった。