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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第21章 特別編 にじいろゆめいろ


「最近…こうする暇なかったな…」

和也は映画、俺はスペシャルドラマ。
それからわくわく学校と、夏のイベント。
アルバムとツアーの打ち合わせ。
それから20周年に向けた打ち合わせ。

この時期はいつも目の回る忙しさなのだ。
撮影してるから、帰る時間もバラバラで最近一緒に寝ていなかった。
昨日は…お座敷で皆で寝たし…

がばっと和也は起きた。
いきなり部屋を飛び出していった。

「和也!?」

慌てて追いかけて部屋を出た。
リビングに入っていったから、後を追いかけた。

ちょうどリビングには3人がそろっていた。

「下僕共!」
「はーい」

相葉ちゃんがのんきな返事を返す。

「今日はもう自由にしてよし!」
「えっ…なんで?」

翔ちゃんがびっくり眼で見上げる。

「そのかわり…あの…」
「かわり?」

潤が和也の顔を覗き込んだ。

「今日一日、大野さんを俺にちょうだいっ…」

シーンとした。

「だ、だめ…?」

和也が皆の顔を見てる。

「しょうがないなあ…」

相葉ちゃんが和也の肩を抱いた。

「一日だけだよ?」
「いいのっ?」
「だってご主人様の命令には逆らえないもん」
「相葉さん…」
「楽しむんだよ?ニノ」

そう言って、和也の額の髪をかきあげちゅっとキスをした。

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