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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第21章 特別編 にじいろゆめいろ


「…ふうん…たかが、悪ふざけね…?」

和也が、悪い顔した。
あ、やばいかも。

「わかった。今日一日、なんでもいうこと聞いてくれるのね?」
「できる範囲でだよ?」
「ふうん…?下僕の癖にそんなこというんだ?」

カチっと…
和也のどSスイッチは入ってしまったようだった。
翔ちゃんは額に手を当てて、俺の方を見た。

「翔ちゃんがいけないんだからね?」
「やっぱり…?」

言い出しっぺは翔ちゃんだった。
絶対にスケベなことを考えていたに違いない。
皆、そう思っていると思う。

和也は持っていたタオルで手を拭くと、エプロンを外した。

「じゃあ、相葉さん、残りの食器洗ってきて」
「はっ…はい…」
「後、潤くんお風呂掃除ね」
「えっ…はい…」
「翔ちゃんは、リビングの天袋の整理して」
「…かしこまり…」
「智はトイレ掃除」
「…あい…」

しぶしぶ皆が解散していく。
和也はリビングのでっかいテレビの前に陣取って、ゲームを始めた。
あんなでかいテレビでゲームして、面白いのかな…

トイレに行って、ブラシと洗剤で掃除を始める。
ここのトイレは自動洗浄機能付きだから、そんなに汚れてない。

「あ」

ここ、汚れてるなあ…

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