第19章 天は藍よりも青く
「早く風呂入ってこいよ。風邪引くぞ」
「うん。ありがと」
「…愛してるよ。雅紀」
「…うん…愛してる…智…」
ぎゅううううっと抱き合って、骨が折れるかと思った…
相葉ちゃんが風呂に行って、俺はコップに氷を何個か入れて座敷に戻った。
「和也、まだ起きない?」
「うん。こいつ強情」
そういうからコップを差し出した。
和也はコップから氷を一個取って口の中に入れた。
そのまま、潤の布団に潜り込んでいった。
暫くゴゾゴゾしているかと思うと、急に潤の身体がびくんと跳ね上がった。
「ひゃあああああ!!」
鮮やかに潤は起きた。
それでも悲鳴は鳴り止まない。
「やあああっ…もおおっ…だめえっ…だめえっ…」
潤が悶えながら、なんとか布団をまくり上げた。
「かっ…カズっ…!!!」
和也は氷を口に含んだまま、潤の下半身を舐めまわしてたのだ。
最終的に潤のムスコを口に入れてる。
「だって起きないんらもん」
氷を口に入れたまま和也が喋ってる。
「酷い…今、折角宝くじ当たる夢みてたのに…」
「年末ジャンボ買ったのかよ…」
「買ってない…」