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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第19章 天は藍よりも青く


いつの間にか眠っていた。


ふわふわふわふわ、夢を見た。


デビューしたての、若い俺達がゲラゲラ笑って遊んでる夢だ。


俺達なのに、俺達じゃないみたいで。


アイツら楽しそうだな、と思って見ていた。


皆、子犬のようにじゃれてとても楽しそうだ。


”リーダー!”


みんなで俺に抱きついてくる。


苦しいからやめろよっ


もう…しょうがないなあ…


ぎゅうっと抱きしめ返したら、皆すごくいい笑顔になった。


そうか…


昔から、皆、俺のこと好きだったのか…


やっとわかったよ。





ありがとうな…




「ありがとう…」


「…ん?なあに…?智…」


腕の中に和也が居た。


「あ…れ?」


「んふ…お布団入ってきちゃった…」


ぎゅっと和也は俺に抱きついてきた。


「智…」


「和也…」


俺も和也を抱きしめ返した。


「好きだよ…和也…」


「…どうしたの…?いきなり…」


「思い出したんだ…」


「え?」


「なんでもね」


まだ部屋は暗かった。


何時くらいなのかな…


隣をみたら、翔ちゃんの布団に潤と相葉ちゃんが潜り込んでた。

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