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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第19章 天は藍よりも青く


最後に俺の頬を手で包むと、優しくキスを落とした。


「ほら…こんなに愛し合ってる」


「和也…」


顔を横に向けられたと思ったら、翔ちゃんが微笑んでキスをくれた。


次に相葉ちゃん、その次は潤がキスをくれた。


皆、そうやって順番にキスをした。


「ほら…ね?智のせいで、みーんな愛し合ってるんだよ?」


「俺の…せい?」


「そうだよ。あなたがそう望んでいるから、そうなったんだよ」


「いやだった…?」


「おばか。嫌なわけないでしょ?」


そう言ってまた、皆、抱き合った。


「これからも…よろしくね。智…」


「和也…」


俺は力いっぱい皆を抱きしめた。


ずっと、一緒に。


ずっとずっと、一緒に居よう。





その晩、また五人でお風呂に入った。


今日は誰も意識を失っていない。


狭かったけど、お互いの身体を洗い合ったりしてぎゅうぎゅうしながら入ってるのが、やけに楽しかった。


そして、またダンボールの並ぶ座敷に布団を敷いて五人で眠った。


皆で手を繋ぎながら、いつまでも昔話に花を咲かせた。


ジュニアの頃のこと、嵐になってからのこと…


たくさんたくさん。


話は尽きることがなかった。
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