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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第19章 天は藍よりも青く


座敷に入ると、相葉ちゃんが俺の顔を見た。


「これはリーダーから開けないとね」


「あ、うん」


ちょっと緊張した。


ごくりと唾を飲み込んでから、ダンボールを封してるガムテープを剥がした。


びりびりと剥がしている間に、他の3人も座敷に入ってきた。


「じゃあ、開けるね…」


皆を見渡してからダンボールを開いた。


「え…?」


そこに入っていたのは、俺。


「え?え?」


とりだしてみたら、嵐のグッズだった。


「なにこれ…」


よく見ていくと、この箱には10年以上前のものがたくさん詰まっていた。


「あ、これ…凱旋コンサートの時のグッズだ…」


翔ちゃんが後ろから呟く。


「これも…コンサートグッズだよね…あ、これは雑誌のおまけのシールじゃない?」


和也が次々に記憶を掘り返してくれる。


ファンでないと入手できないものがたくさん入っていた。


「リーダー、他の箱も開けてみようよ」


潤が言うから、8箱全部ガムテープを開けた。


「えっ…これ…」


初めてハワイでファンとイベントした時の配布したチラシまで出てきた。


全部の箱、見事に嵐のグッズだった。


皆、それをみて呆然としていた。


当人である俺達ですら、忘れているようなグッズがたくさんあったから。
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