第19章 天は藍よりも青く
とりあえずダンボールは座敷に入れておいて、翔ちゃんの書斎を戻した。
「とりあえず休憩しない?」
翔ちゃんがクタクタになっていたので、そのままお茶をすることにした。
和也がハーブティーを淹れてくれた。
リビングでそれを啜りながら、色々と皆で推測した。
「何が入ってるんだろうね?」
「さあ…なんだろうねえ…」
ダンボールの中身は、軽かったり重かったりした。
ちょっとガタゴト音がするのもあった。
「中身がおんなじものって感じじゃなかったよね?」
翔ちゃんが天井を見ながら言う。
「俺の持ったやつ、メチャクチャ重かったよ」
潤が笑いながら腰を擦った。
「それ、昨日俺のことガン攻めしたからじゃねえの?」
「うふふふ…」
可愛く笑いやがって…
今晩押し倒してやろか…
和也が俺の耳元に、囁いた。
「…可愛かったよ?」
「ばっ…」
耳まで真っ赤になったのがわかった。
「俺、もう我慢できないっ!リーダー、見に行こうよ!」
「えっ…うん!行く!」
恥ずかしいから、そのまま相葉ちゃんと一緒に駈け出した。
和也がちって顔してるのが見えた。
すまん…恥ずかしいんだもん…