• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第19章 天は藍よりも青く


相葉ちゃんと潤が、便箋をもう一回、紙の四方の角に当てながら何度も角度を変えてみている。


「ああ、ほんとだあ!凄いなあ。この発想はなかったや…」


見てると、印がぴたりと翔ちゃんの書斎の上に重なる。


「でもこれは、わかったところで地下とは気づかないよ…俺達じゃ…やっぱ、聞きに来て良かったね…」


和也が言うと、翔ちゃんも頷いた。


「ホント、助かりました。早速今から帰って、やってみます」


「えっ!?」


「だって、ここを指し示してあるから、行って欲しいってことだろ?行かなきゃ…」


「い、今から?」


「だって5人で作業できるの今日しかないよ?」


もう午後も2時を過ぎてる。


「今からだって…」


「大丈夫だよ5人居るんだから」


「じゃああっし達もお手伝いしやしょう」


植源さんと大角さんは腕まくりをした。


「いやいやいや…」


慌てて皆でお断りしたけど、聴かなくて。


「だって坊っちゃん方、地下の開け方わかりますかい?」


大角さんにそう言われたら、断れなくなった。


善は急げと、すぐに植源さんのご自宅を出た。


植源さんは大角さんを乗せて、自分の車で来てくれた。
/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp