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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第19章 天は藍よりも青く


翌日は、だるかった。


ただもう、だるかった…


酷い…


朝から準備して、潤の車に乗り込んだ。


「じゃあ車出すよー!」


「はーい」


ばあちゃんの墓は谷中の霊園にあった。


檀那寺がそっちらしい。


「お寺さんにご挨拶しなきゃいけないかな…」


翔ちゃんがタブレット見ながらぶつぶつ言っている。


「いいんじゃないの?お彼岸じゃないし」


和也が答えている。


俺は寝そうだ。


「智くん、寝てていいよ。着いたら起こすから」


隣で翔ちゃんが言ってくれたから、素直に寝ることにした。


だってクタクタなんだもん。


皆して俺を…うう…


「ふふ…リーダーの寝顔かわいい…」


相葉ちゃんのつぶやきを遠くで聞きながら、俺は眠りに落ちた。




バンッとドアを閉める音で目が覚めた。


「ふえっ…」


「あ。起きた」


すぐ近くに潤の顔があった。


おいてめえ…何しようとしてた…


てへっと笑いながら潤がちゅっとキスして降りていった。


結局、キスされた…


恥ずかしい…


車を降りると、砂利が敷いてある駐車場だった。


「こっちみたい」


皆で翔ちゃんの後ろにぞろぞろついていく。
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