第18章 Groove
「なんだよ…みんなして…」
俺は隣の布団でぽつんしてた。
…でも、なんか嬉しかった。
和也が、皆の和也になった。
俺が皆の俺のように、和也も皆の和也になった気がした。
「あっ…」
突然、和也が声を上げた。
「もっ…しょおさんっ…やめてっ」
顔が真っ赤になってる。
「もう…翔ちゃん、またぁ…?」
相葉ちゃんが呆れた声を出す。
「ほんと、翔くんって手癖悪いよな…」
潤が翔くんから降りながら苦笑いしてる。
和也に掛かってる布団がもぞもぞ動いてる。
うん、絶対になんかしてるな。
「や、やだああっ…やめてっ…朝起ちしてんだからっ…」
布団から顔だけ出して喘いでいる和也は色っぽくて。
ごくりと生唾を呑んだら、皆、俺の顔を見た。
「…襲ってみる?」
潤と相葉ちゃんがにやりと笑う。
「ちょっ…何言ってんだよ!」
和也はもがいて布団から出ようとしてる。
「ああっ…翔さんっ…」
でも翔ちゃんが和也を逃がさない。
相葉ちゃんが後ろから和也を抱きしめた。
「和、愛してあげる」
「もうっ…あんたら一遍に相手にしたら身体保たないよっ…」
「いや、俺、山梨でやられたし」
「…ごめん…」